2017年7月1日(土)、2日(日)で「洵美水郷ほこた人・水・くらし共生シンポジウム」(同大会実行委員会・財団法人自治総合センター主催)が鉾田市内を会場に開催された。1日は、カンムリカイツブリの繁殖地として知られる北浦での岸辺観察会に始まり、市内小学校や高校の児童・生徒、市民が環境活動等の発表を行った。2日の基調講演には兵庫県豊岡市の中貝宗治市長が登壇し、農薬によるエサ場の消失により一旦は絶滅した野生のコウノトリの繁殖保護に向け、休耕田を湿地帯にしたり、冬期湛水や中干し延期などの水田農法によって、行政と市民が成功まで試行を重ねた実例や、現在は無農薬・減農薬のコウノトリ米の普及にまで至った環境経済戦略について述べた。ほかに、北海道美唄市、福岡県北九州市、鉾田市における事例研究発表とパネルディスカッションが行われ、「洵美水郷ほこた大会宣言」を以て閉会した。